インポスター症候群はペテン師症候群や詐欺師症候群とも呼ばれ、成功者に多い傾向にあります。
しかし、自分を過小評価してネガティブな思考状態が続き、酷くなると仕事や生活に影響が出てくる場合もあるのが実態です。
実績や実力があっても運が良かっただけ、周囲のおかげと思い込んで成功を自分の力だと思えない心理状態になります。
なぜ、詐欺師などの意味を持つインポスターという名前がついているのでしょうか。
それは、成功や能力を証明する証拠があったても自己評価が低く、自分に能力がないのに周りを騙してと思い込むためです。
インポスター症候群はいくつかの要因があり、環境などが強く関係しています。
個性よりも同調を重視する教育や、個人より周囲や組織の成功が優先される教育を受けたことが要因です。
また、このインポスター症候群は女性が多いと言われています。
たとえば、女性は女性らしく家庭的で控え目であるという価値観の人たちの中で育ったことが要因として挙げられるでしょう。
家庭の中だけでなく、そうした環境の職場で働いている場合でも陥るケースがあります。
インポスター症候群は、起きるかどうかもわからない先の失敗を恐れる傾向も強いです。
この状態を改善するには将来など先のわからない不安にとらわれず、目の前に集中することでしょう。
そして、完璧を求めず他人からの誉め言葉を素直に受け取ることです。
小さな目標を達成したときには、自分をしっかり褒めて自己肯定感を上げていくことも欠かせません。
特に働いていてインポスター症候群の可能性がある女性は、こうした対策を意識しておきましょう。